困難にもめげずに立ち向かえる、心が強い人。辛い時に「もっと気を強く持てたら…」と悩んでいる人も多いはず。そこで、強い精神を持ちたいと思っている人に向けた「メンタルの鍛え方」や、心が弱い人と強い人の特徴などについて解説します。
心が強い人の特徴とは?
「ちょっとしたことで凹んでしまう」「怒られるとすぐに心が折れてしまう」など、精神的に自分が弱いほうだなと感じている人は、心を強くしたいと思った瞬間が誰しもありますよね。
心が強い人には、何か共通点があるのでしょうか? もしその共通点がわかれば、少しずつでも自分を変えるきっかけがつかめるかもしれません。そこでまずは、心が強い人の言動や考え方の特徴を確認していきましょう。
心が強い人の特徴
- 芯があり、周りの声を気にしない
- 何事もプラスに考える
- 切り替えが上手
芯があり、周りの声を気にしない
心が強い人は、自分の信念をしっかり持っている人が多いです。周りの評価や噂もあまり気にせず、どんな時も自分の信念に従って行動しており、ブレることがありません。しかし、単に自己中心的というわけではなく、周囲を気遣いながら物事を進められる人が多いです。
何事もプラスに考える
心が強い人は、常に前向きです。ピンチに立たされた時や失敗した時も、ネガティブな考えにとらわれることはなく、「自分なら乗り越えられる」と考えます。そして強い精神力を発揮して、問題をクリアしていくことができるのです。心が強い人は、失敗や困難も「成長するチャンス」と考えていることが多いからかもしれませんね。
切り替えが上手
どんな人であっても失敗をした時は、落ち込んでしまうもの。また、トラブルに直面した時には、動揺してしまい冷静さを失ってしまいます。しかし心が強い人は、失敗やトラブルがあっても、すぐに気持ちを切り替えることができるのです。失敗を過度に恐れることがないため、積極的にチャレンジする姿勢も共通点でしょう。
心が弱い人の特徴とは?
では、反対に心が弱い人はどのような特徴があるのでしょうか? いくつか紹介していきます。
心が弱い人の特徴
- 周りと比べてしまう
- 繊細で傷つきやすい
- 責任逃れをする
周りと比べてしまう
心が弱い人は、周りと自分を比べて、「自分は他の人より劣っている」と落ち込んだり、「あの人は恵まれていていいな」と嫉妬してしまったりすることも。また、常に周りの目が気になってしまい、思うように行動できないことも多いでしょう。
繊細で傷つきやすい
心が弱い人は、繊細で傷つきやすく、小さなミスであっても、過剰に落ち込んでしまうことも。そのため、傷つくのを恐れて行動できなくなってしまうのです。成功体験も積みづらいため、自分に自信がない人も多い傾向にあります。
責任逃れをする
失敗をした時に、責任逃れをする人は心が弱いといえるでしょう。自分の責任であるのに、「タイミングが悪かった」「後輩がミスをしたから」などと、周りのせいにして、自分の非を認めようとはしません。
メンタルを強くする10の方法を紹介!
では、心を強く持つにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、気を強く持つための考え方や、習慣、食事術、運動などを紹介します。
POINT
- 自分のことを認めてあげる
- 否定的な言葉をやめる
- 何事も前向きに考える
- メンタルの強い人と接してみる
- 目標を立てて行動する
- 失敗を恐れずに挑戦をする
- 運動する習慣を持つ
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを和らげる食事をとる
- 心を強くする言葉や本を読む
自分のことを認めてあげる
「心が弱い自分はダメだ」と否定してばかりいると、辛くなってしまうだけ。まずは、そんな弱い自分も受け入れて、認めてあげるといいでしょう。そして、自分の短所にばかり目を向けず、長所に目を向けてみると、少しずつ自信が出てくるかもしれません。
否定的な言葉をやめる
心が弱い人は、無意識に「でも」「だって」「無理」など否定的な言葉を発していることも多いです。こうしたネガティブな発言ばかりしていると、人間関係を悪くしてしまうことも。否定的な言葉を言いそうになったら、肯定的な言葉に言い換えるようにしましょう。
何事も前向きに考える
失敗をして落ち込みそうになったら「失敗も成長のチャンス」「今失敗できてよかった。この経験を次に活かす」と、前向きに考えてみましょう。これを繰り返していると、ポジティブ思考が身につくうえに、うまく気持ちを切り替えられるようになっていくはずです。
メンタルの強い人と接してみる
生まれつき心が強い人もいますが、逆境を乗り越えてきたことにより、後天的にメンタルの強さを身につけた人もいます。そうした人と接してみると、どのようにしてメンタルの強さを身につけたのかを知ることができますし、「自分も強くなれるかも」と勇気がわいてくるでしょう。
目標を立てて行動する
目標を立てると、「絶対達成する!」という気力がわいてきます。ポイントは、達成できるくらいのレベルに設定すること。1日1つ、小さな目標を立てるのでも十分です。努力を続けることで、精神的に強くなっていけますし、達成できたという事実が自分に自信を与えてくれるでしょう。
失敗を恐れずに挑戦をする
行動しないままでは、強いメンタルは育っていきません。失敗を恐れず、様々なことに積極的にチャレンジしていきましょう。また、行動した結果が成功につながらなくてもOK。むしろ失敗を繰り返し経験するほうが、どんなことにも恐れないメンタルが身についていくでしょう。
運動する習慣を持つ
心が強い人は、定期的に運動をして、ストレスをうまく発散していることも多いです。ハードな運動ではなく、まずはウォーキングなど軽い運動から始めてみましょう。気分がスッキリして、前向きな気持ちになれるはずです。
睡眠をしっかりとる
一説によると、睡眠不足で疲れがたまるとストレスにも弱くなってしまうそうです。「メンタルが疲弊している…」と感じた時には、睡眠時間をたっぷりとったり、睡眠の質を上げたりすると、不調が和らぐかもしれません。
ストレスを和らげる食事をとる
食習慣を変えてみるのも、心を強くする方法の一つ。気持ちを安定させてくれるホルモンに、「セロトニン」というものがあります。この「セロトニン」を生成するのは、トリプトファンという必須アミノ酸。トリプトファンはバナナや卵、乳製品などに多く含まれているので、これらを積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。
心を強くする言葉や本を読む
心が折れそうになった時は、心を強くする言葉や本を読むのもおすすめ。本であれば、自己啓発本はもちろん、アスリートの自伝もメンタルの鍛え方の参考になるでしょう。また、以下に心を強くする言葉をいくつか紹介しますので、ノートや手帳などに書き留めておき、いざという時のお守りがわりにしてみてくださいね。
・「現状維持では後退するばかりである」ウォルト・ディズニー
・「この世に強い人なんておらん。強くあろうとする人、おるのはそれだけじゃ」バガボンド
・「変えるにはリスクが伴う。変えなければもっと大きなリスクが伴う」宇宙飛行士 ジョン・ヤング
最後に
心が強い人の中には、後天的にメンタルの強さを身につけた人も多くいます。つまり、今自分の心が弱いと感じている人でも、努力すれば強いメンタルを身につけられるということ。ぜひ当記事で紹介した心を強くする方法を実践し、強い精神力を育てていってください。